童話物語のあと、続けてスタジオから刊行されたライトミステリー作品。「謎解き、暗号、宝探し。仕掛けに錯覚、どんでん返し。」というキャッチフレーズで、「殺人事件の起きないミステリー」という試みで作られた。私家版のみの販売で、一般には発売されていない。カバーデザインは宮山香里が担当。内側に1234探偵事務所内の図も掲載されている。作品巻末にはシリーズ二作目として「十進法暗号の解読」の予告が掲載されているが、残念ながら現在まで発売に至ってはいない。
著者 | 向山貴彦 |
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形式 | ソフトカバー:142ページ |
出版社 | エトセトラ出版 |
ISBN | 4-9900567-1-X C0093 |
発売日 | 1997年11月30日 |
あらすじ
ごくあたりまえの一般人、一二三四(ひふみ・かつじ)はある日思い立って、子供の頃からの夢だった探偵事務所を開設する。しかし、そのことが元で妻に離婚され、山積みの借金を抱え、仕事はどぶさらいしかないという有様――。そんなある日、突然舞い込んできたのは大富豪が残した奇妙な遺書と、消えてしまった遺産。はじめての「ちゃんとした事件」に喜ぶ四だが、大手探偵事務所のライバルも現れ・・・。