「童話物語」以来、スタジオ・エトセトラ十年ぶりの本格的な長編小説。「童話物語」と「ビッグ・ファット・キャット」のスタッフが結集して作り上げたのは、都市伝説をモチーフにした「ご近所サイコホラー」。ネットの中に、家の近所に、日常のすぐそばに、さりげなく潜む狂気と恐怖を描く、少しキッチュな郊外型ミステリー。同名の短編アニメーション作品もネット上で同時公開している。
著者 | 吉見知子(作・文)、平山けいこ(絵・美術) |
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形式 | 文庫本:275ページ |
出版社 | 幻冬舎 |
ISBN | 4-344-00717-4 C0095 |
発売日 | 2009年8月29日 |
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あらすじ
「声を聞いたら、殺される――」
一年前に流行った都市伝説、「絶叫仮面」。
退屈な夏休みを送る高校生、神山沙月はその伝説に魅せられ、
インターネットの世界に飛び込んだ。
顔の見えない相手。無機質なデータのやり取り。
そこは最初、とても安全な場所のはずだった。
しかし徐々に、現実と虚構の境界線は曖昧になっていく。
果たして、それは本当にただの都市伝説なのか?
それとも狂気の世界から舞い降りた怪物なのか?
小さなひびがひとつ、またひとつと現実を引き裂いていく時、
命をかけた謎解きが始まる――。