先日久しぶりにスタジオにひら（平山けいこ）がやってきたので、下関名物の瓦そばをみんなで食べました。出席者はぼくとねこぞうとひらのほかに宮さん（宮山香里）とせヴん（スタジオのウェブサイト全般の製作者）でした。たかさん（たかしまてつを）と部長（中村文）も来るはずだったのですが、こういう事情のため、今回は欠席。
ひらが来ると聞いて、身内のほたるファンに「イラスト描いてもらってー」と言われていたので、来て早々いきなりひらは「永児と、喜多見と……」とリクエスト攻め。使い込んだ透明水彩のセットを取り出して、しゃべりながらさささと描いてくれるひらに一同感激。一枚二十分ぐらいで、見る見るイラストが完成していくのは圧巻でした。ツイッターで写真を出したら好評だったので、ちゃんとしたスキャン画像であらためて公開です。各画像をクリックすると、もう少し大きな画像にリンクしています。
今回のイラストは阿坂を除いて、もう全部行き先が決まっているのですが、評判が良いようでしたら、四巻の発売時に阿坂と、できたらもう数枚、なんらかの形で色紙を読者プレゼントに出したいと思います。その際はきっとツイッターからの応募とさせていただきますので、よかったらこちらからフォローしておいてください。
それでは一枚目。
喜多見です。一番大きな色紙に描いてもらったので、実物はかなり大きいです。ひらが「少しはカメラ目線でサービスしたいんだけど、この子はそういうのさせてくれないんよねー」と言いながら、横顔を描いてくれました。五倉山中学日記の水泳の回の時に喜多見の水着姿を「うちの子はまだ中学生だからね」と言いながらタオルガードを発動させたひらの親心を思い出しました（笑）。
二枚目も喜多見。
ひらがスタジオに来る途中の電車内で「喜多見によく似た黒髪のかわいい女の子を見かけた」と話しながら描いてくれました。でもその子は携帯を見ながら舌打ちして「ちげっ」と言いながら降りていったらしく、「やっぱ現実はこういうキャラかー」などと妙に三人で納得。それはそれでギャップがかわいいとは思いますが。
三枚目は永児です。
最初に横顔を描いて「かっこよくなりすぎた。スイカバー食べさそ」と言ってスイカバーを書き足していたのが笑いました。
三枚描いたところで宮さんが来て、女子会の様相を呈してきたので、近所のお店でかわいいケーキを購入。
しっかりチョコミントのケーキを買ってきたのですが、宮さんが「これとったら、テディー（向山）に悪いよね」と言いながら容赦なく平らげていました。「童話」の製作やっていた頃に四人分のスナック菓子を一人で食べて、みんなから怒られていた宮さんを思い出します。当時は絵を描いている宮さんの手の届く範囲内にお菓子を置いておくと、数分でなくなるのが面白くて、開けたカールの袋などをそっと近くに置いて、みんなで遠くから観察していました。食べ始めると「食べてる食べてる」とみんなで喜んでいました。
話が脱線しました。すみません。
そんなわけで瓦そばを食べ終わり、せヴんもやってきたので、「中学時代の少年ジャンプは何が一番盛り上がっていたか」などの高尚な談義をひとしきりやりました。（結果：車田正美が当時何を連載していたかでもめる。）そして、その頃にはもう終電が近付いていたのですが、せっかくだからもう一枚、とひらに色紙を差し出す厚かましいぼくのせいで、ひらが帰ったのは終電一つ前の電車でした。ものすごい勢いで描いてくれたのが初公開のこちらの阿坂。
今回は四巻の発売前にサイトで特別企画をやることも決定して、充実の一日でした。色紙、今、梱包していますが、ねこぞうが「コピーしたの作って、元のやつは私がもらう」とかとんでもないことを言っています。でも、だいじょうぶです。ちゃんとぼくが責任持って直筆の方を送ります。ぼくが「ほしい」という誘惑に負けなければの話ですが。
最後になりましたが、四巻のバナーをやっと公開しました！ 今回のバナーはひらの書き下ろしです。発売日や定価などの詳細はもうしばらくお待ち下さい。
それではまた。スタジオよりお送りしました。
