「死語の世界」 先日、ティッシュのことを「ちり紙」と呼んで、若者に笑われた。一瞬、なぜそれがおかしいのかも分からなかったので、そろそろ本格的におじさんになって来ているのかもしれない。 どうしてもCDを買うところを「レコー…
「死語の世界」 先日、ティッシュのことを「ちり紙」と呼んで、若者に笑われた。一瞬、なぜそれがおかしいのかも分からなかったので、そろそろ本格的におじさんになって来ているのかもしれない。 どうしてもCDを買うところを「レコー…
「知らない町」 二十数年前。 初めての一人暮らしのために東京駅に着いたぼくは、着替えだけが入ったボストンバッグを持ってぼんやりと中央線に乗っていた。窓から過ぎていくのは知らない風景ばかり。町の名前を聞いても、どれひと…