お待たせしました！

10/12に幻冬舎文庫より「ほたるの群れ２」が発売になります。



想像を絶する闇の世界に巻き込まれた普通の中学生、高塚永児と小松喜多見が生き残るために暗殺者「駒」と勝ち目のない戦いを繰り広げる！



誰もが知っている「中学校」を舞台に展開する、リアルでハードな世界観が話題を呼んでいます。時間を忘れて夢中で読める物語に飢えている方、ぜひお試し下さい。

新しいキャラ、新しい敵、そして、新しい謎が盛りだくさんです。巻末には五倉山中学校の案内図もついています。一巻より1.5倍近い長さで、定価630円で十月十二日から全国の書店で発売開始です！



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こんにちわ、向山です。



十年ほど前、慶應義塾大学三田キャンパスで行った「1/60秒の永遠」という講演が十年の時を隔てて、当時の講演集「リスクの誘惑」という本に収録されることが決まりました。本書は慶應義塾大学出版会から発売される豪華な執筆陣によるれっきとした学術書で、内容は大変しっかりしたものです。——ぼくが書いた部分以外の話ですが。



人間が持っている「危険性に惹かれる本質的な衝動」をテーマに書かれた論考が中心となる本書の中で、唯一、よりにもよって二十代の時のゲーム日記を書いております。その中心になっているのが、当時、後先考えずに全財産をつぎ込んだバーチャファイターという格闘ゲームについて。別に論理的な考証を行っているわけでもなく、ゲーム批評をしているわけでもありません。主に大学の授業をさぼって、想像を絶するほどボロいゲームセンターの前で開店を待って並んでいるぼくの様子がメインのエッセイです。



はい。本の中で一人だけ非常に浮いております。高校受験の時に一人だけ間違って私服で登校した時ぐらいの浮き方していて恥ずかしいです。小松左京さんの生前最後の貴重なインタビューも収録されている本に、ゲーム日記を載せてしまうことを大変恐縮に思っておりますが、声をかけて下さった宮坂先生、巽先生、そして慶應大学出版界のHさんのご厚意に酬いようと、一生懸命当時を思い出して書かせていただきました。



たかがビデオゲームにぼくがなんで250万円も使ってしまったのか知りたい方……大学生なのにまったく勉強していなくて、自分よりも下の人間を見て安心したい方……どんなことでもある段階までやり込むと、時には人生を変えるほどの教訓を与えてくれるという実例を読んでみたい方……「リスクの誘惑」2011年9月13日に発売予定です！



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（一般書ではないため、定価が3360円と高めになっています。ご注意下さい。）

こんにちわ、向山です。



おなじみのなまけもん……もとい、イラストレーターのたかさんがなんと映画に初出演！　しかもなんと主演！　スタジオスタッフが緊張で見守る中、2011年9月8日（木）〜12日（月）下北沢・トリウッドにて上演予定です。寝る度にどこかへ空間移動してしまう主人公・哲也を演じるたかさんですが、これはお酒を飲んだ翌朝のたかさんの場合、ほとんどドキュメントのような設定なので、この役のために生まれてきたと言っても過言ではありません。唯一の違いは、たかさんはお酒を飲み過ぎると、スリープする前から記憶が跳んでいることぐらいです。



詳細は公式サイトまで。たかさんのインタビューも掲載されています。

下北沢で会いましょう！

こんにちわ。向山です。



「あすナロにっき」に続く、中村文・たかしまてつを作のほんわか写真＆漫画エッセイ「あすナロびより」がいよいよ本日、2011年8月26日、角川書店から全国発売になります！　もちろん主演は二人が溺愛する飼い猫のナロ！　ブログ未公開の写真を初めとして、書き下ろし漫画やエッセイがいっぱい加わって、ブログの読者も大満足の、おもちゃ箱のような一冊です。



イラストレーターのたかしまさんちはうちから歩いて行ける距離にあるので、スタッフと一緒によく遊びに行きます。幸運なことにナロとは何度も会える機会に恵まれているのですが、出会いから一年半以上経った現在、私、未だにナロから半径1メートル以内に近付くことができないでいます。それどころか、ぼくが来ると、測ったように部屋の対角線の一番遠い場所にナロは陣取り、ずっと不審な表情でぼくを見張っています。



ただ、最近根気よく指を突き出していると（三十分間とか）、ごくまれに指先を匂ってくれることがあったり、さらには運がいいと、なんと足元を通ってくれることさえあります。そんなことに喜び、振り回されていると、中学生の時に女子に消しゴムを拾ってもらっただけで恋に落ちていた頃のことを思い出します。



たぶん、あなたも恋に落ちます。

あすナロびより、本日より全国で絶賛消しゴム落とし中！